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全国の災害リスク 2026【市区町村別ハザード】

物件選びで最も見落としがちなのが 災害リスク です。まちずかんは、全国1,920市区町村の洪水浸水想定区域・土砂災害警戒区域・液状化リスクを集計し、物件選び前の事前チェックに使える指標として提供しています。

災害リスクは一度物件を取得すると簡単に変えられないため、購入・賃貸問わず 最初の判断材料 として確認することをおすすめします。

取引件数が多い市区町村 (全国TOP20)

災害リスクの3大指標

まちずかんでは以下の3つの主要リスクを市区町村別に可視化しています:

洪水浸水想定区域

河川氾濫時に浸水が想定される区域。河川近く・低地は要注意。

  • 0-2%: ほぼリスクなし(丘陵地・高台)
  • 2-10%: 一部浸水想定エリアあり
  • 10-30%: 広範囲に浸水想定(平野部の市区町村で多い)
  • 30%以上: 主要部が低地・水害多発エリア

土砂災害警戒区域

崖崩れ・土石流・地すべり等のリスクがある区域。山地・丘陵地の物件は要確認。

  • 0-1%: ほぼ平野・都市部
  • 1-5%: 一部山地・丘陵
  • 5%以上: 山間部の多い市区町村

液状化リスク

地震時に地盤が液状化する可能性。埋立地・河川沿い・元沼地が要注意。

  • : 台地・丘陵
  • : 沖積平野
  • : 埋立地・河川氾濫原

火災保険との関係

災害リスクの高いエリアでは火災保険料に差が出ます:

  • 水災補償: 洪水リスク高エリアは保険料 +20-50%
  • 地震保険: 地震保険料の等地(1-3等地)で差
  • 建物の耐震等級: 等級3なら保険料割引

住宅ローン利用時には火災保険加入が必須です。物件購入前に保険料を複数社で試算し、予算に組み込みましょう。

取引時の確認義務

2020年から、宅地建物取引業者には 重要事項説明 で以下の災害情報説明が義務化されています:

  • 水防法に基づく洪水浸水想定区域か否か
  • 土砂災害警戒区域か否か
  • 津波災害警戒区域か否か

契約前に必ず確認しましょう。

エリアから探す

全国の市区町村から災害リスクを検索できます。以下も併せて参考にしてください:

よくある質問 (FAQ)

Q. ハザードマップで浸水想定区域に入っていても住むのは危険ですか?

想定される浸水深によります。床下浸水程度(0.5m未満)なら日常生活に大きな影響なし。2m以上の浸水想定エリアは避難計画と浸水対策(止水板・嵩上げ)が必須です。

Q. 液状化リスクが高いエリアの戸建を買うには?

地盤調査を必ず実施し、必要に応じて地盤改良を。マンションは基礎杭で液状化リスクを軽減していることが多いです。

Q. 火災保険の水災補償は必要?

洪水・内水氾濫・高潮リスクがあるエリアでは必須。高台・内陸・浸水想定なしエリアなら省略も可。保険料の差は年間1-3万円が目安です。

Q. 津波リスクも確認できますか?

まちずかんでは主要3リスクを集計していますが、沿岸部は各自治体の津波ハザードマップを併せて確認してください。

災害リスクと物件価格の関係

過去の災害発生事例と不動産価格の関係を振り返ると、災害発生直後に一時的な下落があり、その後3-5年で回復する パターンが多く観察されます。

  • 東日本大震災後(2011年): 沿岸部の地価が一時的に20-30%下落、内陸は影響軽微
  • 2015年関東・東北豪雨(鬼怒川決壊): 常総市の浸水エリアで住宅地地価が一時10-15%下落
  • 2018年西日本豪雨: 岡山県倉敷市真備町で大幅下落、5年で約半分まで回復
  • 熊本地震後: 熊本市中心部の復興需要で、むしろ市街地は地価上昇

こうした履歴は、災害リスクが 長期的に地価に織り込まれる ことを示しています。ハザードマップで浸水想定2m以上のエリアは、平時でも相場が10-20%低い傾向があります。

南海トラフ・首都直下地震のリスク評価

南海トラフ地震想定地域

  • 静岡・愛知・三重・和歌山・高知・徳島・大分・宮崎 の沿岸部が主な想定被災地
  • 最大津波高は市町村で異なるため、各自治体の最新ハザードマップを確認
  • 耐震等級2以上の建物、かつ標高10m以上のエリアが推奨ゾーン

首都直下地震想定地域

  • 東京23区・神奈川・千葉・埼玉の一部に震度6強以上想定
  • 木造住宅密集地域(墨田・荒川・足立・板橋等)は倒壊・火災リスクあり
  • 1981年の新耐震基準以降の建物が基本ライン、耐震等級は建物選択の重要指標

国の被害想定(2022年最新)では、住宅被害・経済被害ともに過去最大級のシナリオが示されています。物件購入時には、耐震等級と火災保険・地震保険の組み合わせを総合的に判断してください。

地震保険の等地区分と保険料

地震保険は都道府県ごとに3段階の等地区分があり、保険料が異なります。

1等地(保険料が安い)

  • 北海道・青森・秋田・岩手・山形・新潟・長野・富山・石川・福井・鳥取・島根・岡山・広島・山口・福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄 など

2等地(中位)

  • 福島・宮城・栃木・群馬・茨城・富山・岐阜・京都・兵庫・滋賀・奈良・香川・愛媛・愛知(一部) など

3等地(保険料が高い)

  • 埼玉・東京・千葉・神奈川・山梨・静岡・三重・和歌山・大阪・徳島・高知

保険料差は同じ建物でも1等地と3等地で 2-3倍になります。建物構造(イ構造=耐火・ロ構造=非耐火)も保険料に影響します。

火災保険の水災補償の選び方

洪水・内水氾濫・高潮のリスクがある物件では、水災補償の加入を強く推奨します。

水災補償が必要なケース

  • ハザードマップで浸水想定深0.5m以上
  • 土砂災害警戒区域内または近接
  • 地下階・半地下に居室や重要設備(給湯器・エアコン室外機等)
  • 河川・海岸から500m以内

省略検討できるケース

  • 高台・丘陵地・標高50m以上
  • 鉄筋コンクリート造マンションの3階以上
  • 浸水想定なしエリア + 土砂災害警戒区域外

水災補償の有無で年間保険料が 1-3万円 違い、10年では10-30万円の差になります。

物件購入前のチェックリスト

以下を順番に確認すると、災害リスクを総合的に把握できます。

  1. ハザードマップポータル で浸水深・土砂災害警戒区域を確認
  2. 自治体の 防災マップ(避難所・津波高さ・液状化想定)を入手
  3. 物件の 標高(国土地理院で地番検索)を確認
  4. 過去の 災害履歴(自治体の「災害記録」ページ)
  5. 物件の 耐震性能(新耐震 or 旧耐震、耐震等級)
  6. 火災保険の 水災補償料(複数社で見積もり)
  7. 地震保険の 等地・建物構造 での保険料

特に中古物件では、地盤調査報告書(一戸建て)、修繕履歴(マンション)も併せて確認すると安心です。

よくある質問 (追加FAQ)

Q. 浸水想定区域に入っているが、2階に住めばリスクは減る?

洪水による物損リスクは軽減されますが、水道・電気・ガスの停止、避難時の安全、建物基礎の腐食など総合的な影響は残ります。水災補償の加入は引き続き推奨されます。

Q. マンションと戸建、災害に強いのはどっち?

地震の耐震性では構造計算が厳密なマンションが優位、浸水では2階以上のマンション階が優位。ただしマンション単独で見ると、エレベーター停止・共用給水設備の損傷など生活への影響が出やすい側面もあります。

Q. 地震保険には必ず入るべき?

住宅ローン利用時の火災保険は必須ですが、地震保険は任意です。ただし3等地(首都圏・関西圏・静岡・高知など)では、実質必須と考える専門家が多数。持ち家比率の高い地域では加入率も高く、賃貸でも入居者向け地震保険(家財のみ)への加入は推奨されます。

Q. 津波リスクが高い沿岸部は避けるべき?

一概には言えません。避難可能な高台まで10分以内にアクセス可能なら、実効的なリスクは抑制できます。静岡・和歌山・宮崎・高知などの南海トラフ想定地域では、自治体の津波ハザードマップと避難路の確認が必須です。

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